2006年4月16日(日)
メンバー久池井豊(CL)、阿部(SL)、久池井七生、石賀、小島、竹内、佐々木、福原(記録)
山名  会津駒ケ岳
ルート 檜枝岐―登山口―駒の小屋―山頂
形態  山スキー
報告者 福原
 天気予報は一日中雪で期待できず、早朝5時頃は雪が散らついていた。気の重いまま檜枝岐スキー場セミナーハウスを移動開始(6:30)。滝沢登山口を出発(7:05)する頃は、思ったより空が明るい。階段手前で休憩する時には、皆汗だくで、「あちー、あちー。」を連発し、竹内さんは下のカッパまで脱いでいた。阿部さんに目の前の直進の斜面を見ながら「この斜面登れる?」と聞かれ、私が「うー」。とうなっていると、「ここでスキーを担いで登る組と2手に別れよう。」と提案されるが、結局全員がスキーを担ぎ、迂回ルートを歩き始める。2番手の私は、先頭の安定した阿部さんの足取りからみるみる引き離される。担いだスキーが振られ、さらに急登で辛い。久池井豊さんが皆をギャクで笑わせているが、耳に入らずただ息荒く後を追う。
 アンテナ近くでスキーをつける。林の急斜面では上手く登れず一苦労。見兼ねた石賀さんが自分の短いストックを貸してくれる。林の急斜面を登りきった所で、体力が余っている小島さんが先頭で引っ張る。また少し遅れ始める。苦労を共にしてくれていると思っていた久池井七生さんは歌を歌っており全く余裕。上から降りてくる数組とすれ違う。スキー跡も複数あり、数グループが既に入山しているようだ。右手に大戸沢岳がはっきり見えてきた。山を見てちょっと力が湧いてくる。
 少し行くと皆が待っていて、燧ケ岳がくっきり見え大感動。山々を見ながら、陽気もぽかぽかで、緩斜面を快適にシール登行。しかし頂上近くはガスがかかっている。駒の小屋と頂上の中間あたりに荷物を置き登る。
 頂上到着(12:10)。ガスがかかっていてほとんど何もみえないとあきらめていた頃、一瞬雲が切れ、全く見えなかった駒の小屋と雲海と山々が断片的に見えの断片が見え、「小屋が見える見える。雲海が〜。」と歓声。私はやっと位置関係がわかり、夏に登った風景が甦り、その対照的な両画像が頭に焼き付いた。
 シールを外して一滑りしてラーメンを食べていると、佐々木さんのお友達に遭遇。久池井豊さんや石賀さんは登り返してまた滑っていた。
 下山開始(13:10)。駒の小屋を少し過ぎた所でホワイトアウトし、全く見えなくなる。阿部さんが冷静にしばし待つ。長く感じたが実際には3分位だろうか、霧が晴れ下山ルートが見える。その後は視界良好になり、快適に良いペースで滑り降りてきたが、急な木の間隔が狭い斜面で大苦戦。雪が不安定で重い。キックターンをしようとしたらそのまま転んでしまい、木の根元でじたばた。竹内さんの助けをかりて何とか脱出するが、重い雪に何度も転がりながらなんとか林道にたどりつく。滑りやすい林道にほっとしながら登山口に到着(15:15)。かなり落ちこぼれで、体力不足とスキーの練習不足を反省しながらも、山スキーは本当に楽しいなと感じました。
 計画してくださった久池井豊リーダーをはじめ、色々面倒をみてくださった皆々様ありがとうございました。